上棟の際に
2014年 07月 22日
先日、ある現場の上棟が無事完了しました。
設計担当として一日上棟に参加するのですが、
柱を立て、梁を掛け、屋根を覆い、
家全体の佇まいが概ねその日に明らかになります。
設計中に模型を造っておりますので、
外観はある程度想定できているのですが、
それよりもいつも気になるのが、内部空間がどうかという事です。
上棟中、空間になり始めた各部屋を動き回っては、
窓の位置やそこから見える風景がどうか確認したり、
同時に庭の計画に思いを巡らしたり、
時には想像以上に良い景色に出会うこともあります。
この現場でも2階から北側に見える景色がとても素晴らしく、
風の通りも気持ち良く、休憩の時間はずっとそこに座って、
居心地の良さを満喫しておりました。
設計前に初めて敷地を見る際は、
背の高い脚立に上って2階からの景色を確認する事もあるのですが、
やはり床ができ、そこに座って眺める景色というのは、
窓や軒先が切り取る景色であり、
建築による部分が非常に大きいなと再認識しました。
このような体感を通じて、
窓の位置、サイズ、高さ、または軒の高さ、深さなど、
ひとつひとつが内部空間にどう影響を与えるのかをよく考慮し、
設計に活かしていきます。
岡本茂揮
設計担当として一日上棟に参加するのですが、
柱を立て、梁を掛け、屋根を覆い、
家全体の佇まいが概ねその日に明らかになります。
設計中に模型を造っておりますので、
外観はある程度想定できているのですが、
それよりもいつも気になるのが、内部空間がどうかという事です。
上棟中、空間になり始めた各部屋を動き回っては、
窓の位置やそこから見える風景がどうか確認したり、
同時に庭の計画に思いを巡らしたり、
時には想像以上に良い景色に出会うこともあります。
この現場でも2階から北側に見える景色がとても素晴らしく、
風の通りも気持ち良く、休憩の時間はずっとそこに座って、
居心地の良さを満喫しておりました。
設計前に初めて敷地を見る際は、
背の高い脚立に上って2階からの景色を確認する事もあるのですが、
やはり床ができ、そこに座って眺める景色というのは、
窓や軒先が切り取る景色であり、
建築による部分が非常に大きいなと再認識しました。
このような体感を通じて、
窓の位置、サイズ、高さ、または軒の高さ、深さなど、
ひとつひとつが内部空間にどう影響を与えるのかをよく考慮し、
設計に活かしていきます。
岡本茂揮
by sankoubou
| 2014-07-22 15:12
| つくる