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繊細なしごと

現在建築中の「山嶺露(さんれいあらわる)の家」では、
一部屋根のつくりに変化をもたせています。


「小舞屋根」という、屋根を支える材(垂木)の上に
木舞と呼ばれる木材を施工する工法を採用しています。
茶室の建築に多く取り入れられてきた屋根のつくりです。

それぞれの材料の寸法を小さくすることで、繊細な印象となり、
室内から見ると縦横に伸びる綺麗な木組みが見て取れます。
水平、垂直、材料どうしの間隔をぴたりと合わせながら施工する為、
大工の技術も必要とされます。


詳細寸法を検討し図面にする設計者と、
現場で設計意図と図面を読み取り作り上げる大工、
それぞれの技術が一体となり、私たちがつくる建物は出来上がっていきます。

「山嶺露(さんれいあらわる)の家」は建築中も見学可能ですので、
ご興味のある方は是非一度足を運んでいただければ幸いです。

「山嶺露(さんれいあらわる)の家」施工見学会のご案内

増田光

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by sankoubou | 2017-02-14 12:10 | つくる

設計者の想いと会話をつづりました


by sankoubou