人気ブログランキング | 話題のタグを見る

素材の使い方

通常瓦は屋根の頂上部に用いられるのがごく一般的だと思いますが、
以前神奈川方面に行った時に立ち寄った建物では、
屋根に使用しながらもさらに屋根の下にも使用されており、
しかも二段三段といった使われ方がされていました。
.
こういった職についていると、どうしても様々な建物に目がいってしまい、
もっというと細かなディティール部にも興味がいってしまいます。
.
なんでこのようなことをしているのか、
もともとあった屋根の上にさらに屋根を葺いたのか、
あえてこういったデザインなのかなど、しばし考え込んで見てしまいました。
おそらくは、デザインを趣旨に設計者と施工者で行ったと思いますが、
考え方一つで素材の使い方の世界は広がると思いました。
日本瓦で言えば、庭の通路部分に敷き込んだり、
縁石代わりにも使用したりする場合があります。
.
とかく建築には色々な素材がありますが、
建物の性能そのものを損なわないということを条件として、
素材の使い方はその人の考えとセンスでもっと世界が広がるんだと思いました。
.
ついつい固定概念にとらわれがちになってしまいますが、
デザインや意匠というものをもっと柔軟に考えられるように
心がけていきたいと思える建物を見ることができて良い機会となりました。
.
金原陽一
素材の使い方_c0174326_18292713.jpg


# by sankoubou | 2020-03-30 18:29 | つくる

新たにスタッフが加わりました

3月30日、新たに3名のスタッフがサン工房に加わりました。
数ある会社の中から、サン工房を選んでいただきありがとうございます。
技能大工が2名、監理が1名です。

皆様には、事務所や見学会などで
ご案内させていただく機会があるかと思います。
その時は、どうぞよろしくお願い致します。

そして、企業として更なる成長ができるよう、
皆様のお住まいをいつまでも見守り続けることができるよう、
日々精進していきたいと思います。
.
新たにスタッフが加わりました_c0174326_18163112.jpg



# by sankoubou | 2020-03-30 18:17 | お知らせ

心を癒す

先日、お引渡しさせて頂いたお施主様のところにお伺いさせて頂きました。
.
設計提案中には浴室から坪庭を眺められるようにしたいと伺っており、
完成時には浴室周りもとても素敵なお庭にさせて頂くことが出来ました。
新居の暮らしについてお話しておりますと、入浴中には坪庭(屋外)の照明を灯して、
浴室内(室内)の照明を少し暗くしながら入浴すると、
日常ではあまり体感できない非日常的で心地の良い雰囲気になると喜んで頂けました。
.
坪庭周辺をぼんやりと灯す事で入浴中に季節のうつろいを肌で感じる事ができ、
とても心地良いのではないでしょうか。
暮らしながら実現出来た、ご自身ならではの憩いの時であり、
暮らし方のひと工夫ではないかと思います。
これから初夏には花が咲きはじめ、秋には樹々が黄色や赤に染まっていく様子が
より身近に感じられるのが楽しみです。
.
住まい手のご要望を満たす設計で上質な家造りはとても重要ですが、
住まい手が暮らしを愉しむという考え方の原点として、
至福の時を味わう為の住まい手ならでわの暮らし方の工夫も大切だと思います。
.
将来に渡りとても長い年月を暮らして頂く住空間が住まい手の心を癒すことに繋がれば、
それが身体の健康のにも繋がると私は考えております。
住まい手の皆様がいつまでも健康的に暮らして頂ける為に、
日々精進して、より良い住まい造りに没頭していきたいと思います。 
.
鈴木清澄
心を癒す_c0174326_12444082.jpg


# by sankoubou | 2020-03-23 12:49 | つくる

桜開花予想3/24頃

浜松城公園の桜開花は3/24頃・満開は4/2頃の予想です。
.
浜松城公園のHPには【「浜松城公園さくらまつり」は
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点より中止させていただくこととなりました。
同期間におけるぼんぼりの点灯、飲食売店の営業等は中止いたします。
また夜間の宴会等に関しては中止させていただく理由を鑑みできる限りお控えいただきたくお願い申し上げます。】
と告知してますので花見を予定してた方は注意して下さい。
.
「もっと早く庭の手入れをするべきだった」と暖かくなってくるといつも後悔します。
つぼみのついた枝を掃うのは心苦しいので、今年も我が家の庭は荒れた状態確定です。
.
鈴木康志
桜開花予想3/24頃_c0174326_18210620.jpg


# by sankoubou | 2020-03-16 18:24 | 会話

記憶の時間が残る場面

先週の土曜日は娘夫婦の建前でした。
実家とは違う雰囲気なのですが、なぜ実家と違う家づくりを
目指したのかと言うと実家は化粧梁や木の目視率が高く感じられる様です。
.
私は程よい目視率なのにと思っていますが‥
洋風の白い壁に憧れたのか、ただ単に木が見えるのが好みではないのか。
聞くところによると木は見飽きたとのこと。
.
言い換えてみれば、幼いころから木の家に住み場所や場面に記憶が残り
その時間の経過が彼女の家づくりに違った意味で反映されているのですから、
娘家族がこれから新しい記憶の時間が残る場面をつくりだしていくのでしょう。
.
中日新聞のコラムで読んだ思い出のアルバムの歌詞
いつのことだかおもいだしてごらん あんなことこんなこと あったでしょう 
うれしかったこと おもしろかったこと いつになっても わすれない。
.
それぞれの家族の大事にしたことを設計に組み込み、
場所と場面の具現化を考えていきたいとおもいます。
.
松井進
記憶の時間が残る場面_c0174326_11274117.jpg



# by sankoubou | 2020-03-10 11:29 | 想い

設計者の想いと会話をつづりました


by sankoubou