利用されてこそ
2018年 02月 13日
先月、堀部安嗣氏設計の鎌倉山集会所の見学に行ってきました。
こちらは地域住民が多目的に利用できる場所として建て替えされました。
【散歩の途中で気軽に立ち寄れる外部空間】が設計条件となっていたことから
当初のプランには中庭で集う人の様子が描かれています。
最終的に大きくプラン変更し、
中庭がなくなった代わりに、玄関先のピロティは広々とし、
杖をついてお越しになる方が少し腰掛けたり、
雨が降ってきたら雨宿りしたり、
車いすの方がそのまま進めたりができるようになっています。
室内に入ると、中央の集会堂から、四隅の図書コーナーや集会室、
談話コーナーが見え、違う目的で同時に集まっても、
柔らかくしきりつつ、つながっているように感じます。
その先には、鎌倉山の緑の風景が切り取られちらりちらりと目に入ってきます。
時に違う目的で集まった方が、交流する場面も生まれるのかなと思いました。
実際に地域の方が続々と集まってくる様子を見て、利用していただける建物は、
見た目や格好良さだけにとらわれず、人を大事に設計することだと
再確認させていただきました。
山口江梨子
こちらは地域住民が多目的に利用できる場所として建て替えされました。
【散歩の途中で気軽に立ち寄れる外部空間】が設計条件となっていたことから
当初のプランには中庭で集う人の様子が描かれています。
最終的に大きくプラン変更し、
中庭がなくなった代わりに、玄関先のピロティは広々とし、
杖をついてお越しになる方が少し腰掛けたり、
雨が降ってきたら雨宿りしたり、
車いすの方がそのまま進めたりができるようになっています。
室内に入ると、中央の集会堂から、四隅の図書コーナーや集会室、
談話コーナーが見え、違う目的で同時に集まっても、
柔らかくしきりつつ、つながっているように感じます。
その先には、鎌倉山の緑の風景が切り取られちらりちらりと目に入ってきます。
時に違う目的で集まった方が、交流する場面も生まれるのかなと思いました。
実際に地域の方が続々と集まってくる様子を見て、利用していただける建物は、
見た目や格好良さだけにとらわれず、人を大事に設計することだと
再確認させていただきました。
山口江梨子
by sankoubou
| 2018-02-13 13:12
| つくる