建築巡り(東京)
2018年 11月 26日
先日丹下健三氏設計のカトリック東京カテドラル教会へ
お邪魔させていただきました。
一歩中に入ると、明るさは抑えられており、
天井へのびていく壁の重みが、天井から降り注ぐ光を強調しています。
RCの壁が一定のピッチで型枠の継ぎ目がでているのですが、
そこが人間の手の入った温かみを加えていて、RCの印象を和らげています。
上部を見上げると、天窓の光が十字になっており、
上空からみても、十字架のようになっているのだと想像できました。
高さ、素材、光、そして影をイメージしながら、
設計されたのだろうと感じました。
ちょうど午前中にお邪魔したため、
祭壇のある東に床から天井へ延びるステンドグラスから光が入ってきました。
ミサの時間は午前中ですから、
光が差し込む方向を見るような向きで立つことになります。
外観はスチール製でシンボリックで近代的なな形状ですが、
空の色を写し、訪れる前には奇抜な印象を受けるかと思いましがが、
想像より市街地に溶け込んでいました。
住宅において、このようなダイナミックな空間を
設計する機会はありませんが、
心を静めて祈りをささげる場所がどうあればよいかということを
設計で示している場所だと感じました。
写真ではわからない、そこに立って初めて感じる感覚を
大切にしていきたいと思います。
山口江梨子
お邪魔させていただきました。
一歩中に入ると、明るさは抑えられており、
天井へのびていく壁の重みが、天井から降り注ぐ光を強調しています。
RCの壁が一定のピッチで型枠の継ぎ目がでているのですが、
そこが人間の手の入った温かみを加えていて、RCの印象を和らげています。
上部を見上げると、天窓の光が十字になっており、
上空からみても、十字架のようになっているのだと想像できました。
高さ、素材、光、そして影をイメージしながら、
設計されたのだろうと感じました。
ちょうど午前中にお邪魔したため、
祭壇のある東に床から天井へ延びるステンドグラスから光が入ってきました。
ミサの時間は午前中ですから、
光が差し込む方向を見るような向きで立つことになります。
外観はスチール製でシンボリックで近代的なな形状ですが、
空の色を写し、訪れる前には奇抜な印象を受けるかと思いましがが、
想像より市街地に溶け込んでいました。
住宅において、このようなダイナミックな空間を
設計する機会はありませんが、
心を静めて祈りをささげる場所がどうあればよいかということを
設計で示している場所だと感じました。
写真ではわからない、そこに立って初めて感じる感覚を
大切にしていきたいと思います。
山口江梨子
by sankoubou
| 2018-11-26 11:01
| つくる